声について

昨日、香港DVDを見てて思ったのは、れいな、声強い。たびたび繰り返されるリーダー達の横暴に皆ぶーぶー言ってんだけど、れいなの声だけ良く聞こえるんだわ。
まあ、意識して声を張ってんだろうけど、画面の端っこ、ほとんど見切れてるような時でも声がほんとに通る。
で、以前から思ってたことを改めて感じたことを書こうと思う。
れいなの声って、硬いのね。ぽんと初めから固まりとして声が前に出てるというか。おまけに真っ直ぐで揺らぎが少ないから、ストレートに人の耳に届く。だから、香港DVDみたいに皆一斉に喋っているシーンでは、吉澤さんみたいに音が広がっていくような声より、れいなの声のが目立つんだよね。最初にガツンと来る感じ。
これって歌でもそうで、誰とハモったとしても、れいなの声を聞き間違えるってことはあんまりないでしょ。それは声が個性的というよりは、掴まえやすい声をしてるってのはあると思う。声を届けるってことに関しては、とてもいいものを持ってるんだよな、れいなは。天性で。
ただ、ちょっと線が細いんだよなぁ。もうちょっと声に幅があると、もっと歌える歌が増えると思う。今の感じだとぐいぐい声のパワーで押せるシャボン玉系の歌はハマるけど、ミスムンみたいに声をわざと力抜いて出したりする歌は難しいんじゃないかな。真っ直ぐで揺らぎが少ない声だから良く人に伝わる訳だけれども、今度はそれが邪魔して曲の微妙なニュアンスを伝えることが出来ない気がする。
まあ、厳しい事も書いたけど、それは期待の大きさと言う事で、れいなには才能に溺れず頑張って欲しい。