りぼん

すまん、特典映像から見てしまったよ(爆)本編はこれから見るんで、詳しい感想は明日。
以下、メイキングあんどセレモニー感想。ネタバレかも。
・本当に基礎からやってたんだなあと思う。声の出し方とか、姿勢とか、ミュージカルで見違えた人多かったもんな。
各人が各人らしくて面白い。吉澤はやっぱ身体で覚えるタイプなんだな。
・一つ一つ、手探りで作り上げていく過程が良いね。やっつけ仕事じゃないって素晴らしい(笑)
・吉澤はがっと役の骨組みを掴んで、後で肉を付けていくタイプ。藤本さんはその役のエッセンスを掬い取って、まず雰囲気を作っちゃうタイプ。に見える。割と曲の解釈の仕方と近いんじゃないかしら。あ、麻琴は意外とフィーリング優先タイプだった。逆に小春ちゃんは理詰めっぽい。
・どこにいても石川さんが石川さんな件(褒め言葉)
・何故かガキさんの意見を代弁する、高橋さん。途中、木村さんに注意を受けても、尚言い募る様子は普段の彼女たちの位置関係が見えるようだ。
・鏡越し、自分の台詞と動きを確認する吉澤がひたすら美しい。そこに音は必要ないのだ。ナイス演出。無心に何かをしてる時の吉澤はやっぱ絵になる。吉ヲタはあそこだけでも見るべし。
・なのに、魔女と二人でやっさいもっさいを踊る大臣が素敵。カブクワと言い、一体、どういう流れからああなったか知りたいもんだ。
・藤本さんの手を取って、「では後ほど」と笑う大臣の目がいやらし、ごほん、ごほん、怪し過ぎる。うふふと笑う藤本さんも含めて。
・真面目な話、芝居の舞台裏っていうのは、大概どんなものでも面白いよな。役とその人と隙間が見える。あるいはその裂目こそが芝居の醍醐味かも知れん。
・安倍さんとまっつーが同じ日に稽古をしてるってのも、不思議な感じ。まっつーの演技を見る安倍さんの目が印象的。
・メイキングはもうちょっと長めに作り直して、売れば売れると思う。まだまだ、秘蔵の映像はある筈だ。ええい、もっと出せ。
・セレモニーは、その場の空気を割と正直に伝えてたんじゃないかな。皆が暖かい気持ちで見送ってあげようとしてるのが良く分かる。麻琴らしい、いい卒業式だった。
・終始目をうるうるさせて、鼻をすすっている藤本さんが印象的。あんな藤本さんも珍しい。何か思うとこところもあったんだろうな。
・グダグダになり、吉澤に駆け寄る哀さんと、そっと送り出す吉澤。吉澤は全体的にそういう感じで、ともすれば湿りがちな空気を、笑いを交えて支えていた。いいリーダーになったと思う。
・大粒の涙をこぼすまこと、満面の笑顔のまこ。やっぱほっと和む空気をまこは持ってたんだなあ。
・木村さんが演出で良かったと思う。何よりその誠実さはずっと見習わなくてはいけないもの。芝居に誠実で、役者に誠実で、お客さんに誠実。千秋楽の日に、
わざわざカーテンコールの時間を割いて、あそこまで言ってくれる人はそうはいない。
・そして芝居というのは、概ね木村さんが言った通りのものだと思う。その形には残らない、言葉にしてしまったらどこか変わってしまう何かを感じたいために、自分は現場に行くとです。
・いやあ、何かこれだけでもお腹一杯。この夏は、暑くて眠くて(これは自業自得)しんどかった(これもそう)けども、いい夏だったと思う。木村さんではないけれど、あの芝居は良かったねとずっと言い続けるんじゃないかな。たとえ、ばあちゃんになってもさ。

まあ、こんな感じです。これからは何か凹んだ時にはこのDVD見ようと思います。元気を貰うために。ちと長いけどね。