りぼん三昧

えーっと、1枚目、3パターン横断しながら見たりして、いろんな角度で楽しんでおります。まるっとネタバレ。
怖れていた程、映像は荒くはないものの、えっ、そこでその人にスイッチしちゃうのとか、吉澤の投げキッスはないの(泣)とか、ないのとか、ないのとか_| ̄|○いろいろご不満の様子です。
カメラ位置の関係なのか、引きの絵になるとボケたりしちゃうし、そもそも引きの絵が少ないので、全体的にどういう動きなのか分かりづれーってのもあるな。
ひょっとすると、実際の舞台を見てない人には、何が凄かったのか伝わりにくいかもね。
でも、アップ多用のお陰で、高橋さんやら吉澤さんやら藤本さんの細かい表情の演技まで見れて、やっぱ気持ち持ってかれるんだよな。
劇場では割と後ろの席がデフォだったので、そうか、あのときはこんな細かい表現をしてたのかって、関心したりして(笑)オペラグラスで覗いてると、どうしても相手役の演技とか見逃しちゃうからね。
ああ、この伏せてた目をすっと上げた瞬間の藤本さんの雰囲気の変わり具合が凄いな、とか、高橋さんの手の表現が一々綺麗なあ、とか、吉澤のあの憎々しげな演技はやっぱ何回見ても決まってるな、とか、前にもかいたようなことを再確認。
というか、これを見て思い出したのか、これで初めてみたのか段々分からなくなってきた(笑)薄れかけてた記憶がどんどんこの映像にすり替わっていってる気がする。己の頭の都合よさにはびっくりしちゃったよw
まあ、あの、ヘケート登場シーンでの劇場内の異様にピンと張りつめた空気や、最後の葬送の場面で階段を一人上がっていく後ろ姿の吉澤の絶対的な孤独感を映しとるのは、中々難しかったみたいだけどね。
あっ、そういや、改めて分かったこともあるよ。
劇場で見たときは漠然としてて分かりにくかったんだけどね。大臣とナイロンの気持ちの流れみたいのが掴めたと言うか。
こう、始めのうちナイロンや息子と同じ調子で、悪い奴だが憎めない感じだった大臣が、間違いとはいえ主を殺し、悩みの果て、ヘケートとの出会いによって、どんどん道を踏み外していく様が良く分かるんだね。
吉澤がさ、酷く冷たい顔をするようになるのよ。本当に悪役になっていく。
それに連れて陽気だったナイロンが、大臣についていけなくて、冷めた目で現実を語るようになるんだな。
サファイヤも優しい王子(王女)から、怒りに満ちた復讐者に変わっていく姿が鮮烈。
大臣を見る時のあの目。あんな強烈だったっけ。恋する乙女の時とのギャップがすごいよ。
そして、ヘケートのあの“人じゃない”感じ。なんだ、あの冷え冷えとした空気は。そりゃ子供も泣くって。
藤本さんはやっぱ雰囲気作るの上手いわ。さっと劇場内の空気を変えてしまう。
あの熱に浮かされたような時は分からなかったけどさ、ちょっと時間を置いて離れてみたら、もっとその辺のことが分かったり。
映像って奴は、心を上手い具合に刺激するよね。

逆にさ、音が思ったより薄くてちょっと萎えたんだよね。うーん、何かギターの音だけ突然音が大きくなったり、右と左のバランスが時々悪く聞こえたりするような気がするのは私だけか?(笑)
ま、多分、ヘッドセットで拾ってる声と、楽器の音、そして舞台そばの全体を取ってるマイクの音の調整が難しかったんだろうけどな。
あと、これは仕方ないかも知れないけど、雑音を出来るだけ排除しようとした結果、若干音が平べったくなってる。
そのため響きが大幅にカット、大臣と魔女、王と王妃関係全般、各自ソロのときの迫力が今いち伝わって来ない。
実に惜しいよな。あんな皆頑張ったのに。特に大臣と魔女は楽しみにしてたから、ちょっとがっくり来たよ。
とはいえ、普段の紺のDVDに比べりゃましというね(笑)
もう少し頑張りましょうって言う、出来でした。

ぐあ、長くなった。3人フランツのこと、まだ書いてないのに(爆)
えーと、さくさく書くつもりがいつも通りになっちゃいました。
しばらくは、こんな感じでちょくちょく書いていくつもり(ヲレ、ミュージカル好き過ぎだよな(笑))。
ま、気長につきあってやって下さい。