メロン紺で思ったこと

今となってはしみじみと思う。これも長い。
いやあ、今の吉澤で香水聞きたいなあと。良いじゃん、ピアノ一本でさ、ぽつぽつと語るように歌う吉澤。
シャンパンの恋も良いなあ。こう、とにかく、今の吉澤にメロンのバラードはハマると思うんだよね。年齢的につんちゃんの思い描くイメージにジャストフィットというか。
娘。では抑えがちの、あの匂い立つような女っぷりと、それでいてどこかしら儚げなところも良い。
加えて、吉澤のあの声。何かしらをたっぷり含んだウェットな感じは、この曲にぴったりくると思う。しっとりとしてるのに、湿っぽくないとことかさ、切ないくせに、強がってる感じとかさ。きっと、今の吉澤なら上手く表現できると思うんだよな。
何より吉澤自身が歌の世界にすーっと入っていける気がする。好きだって自分で言ってるしね、その歌の世界にいる自分ってのをイメージしやすいんじゃないかな。
私が思うに、ここ数年の吉澤の不運て言うのは、その歌の世界に入っていきたいと思わせる曲に巡り会ってないことだと思うのね。
大体、意味のある歌詞なんて少ないしさ。共感出来る内容でもなし。
せめて、馬鹿っぽい楽しげな曲なら、そういうの無視してノリで誤摩化せるんだろうけど、それも中途半端で。自由度が低いんだよな。何ちゅうか、曲が浅いの。
吉澤さんが世界に入り込んで自由に遊ぶ余裕がない。一応体は水に浸かってんだけど、頭は外に出てる感じというか。
要するに、身の丈に合ってないんだね。いくら豪華な衣装だってさ、サイズが違っちゃって似合ってなけりゃ、意味ないでしょ。そういうのここ2年ぐらいずっとやってたような気がする*1
で、メロンに行って感じたのが、上のようなことだったのね。今なら、娘。の曲より、メロンの曲のが合っていると(笑)
それはまあ、藤本さんにも言えることだけどね。でも、藤本さんはオリジナルな曲を聴きたいかな。今の藤本さんに合う曲をつんちゃんが書けるかどうかは別として(苦笑)
まあ、だから、年に何度かでも、好きな歌が歌える場があって、あとは野となれ山となれ状態なら、むしろ吉澤的には良い状況かも知れない。
少なくともコンサートを指して、スポーツみたい、と言わざるを得ない状況よりは良いと思う。
そして、そんな好きな歌を歌う吉澤を見る方が、ヲタ的にも幸せなことなんじゃないかな。
あんまりメロン紺が楽しかったので、ついついそう思ってしまったのでありました。

*1:ま、哀しいかな、豪華でもないんだけどね。