DVDマガジン

見たよ。まず12。いやあ、舞台裏ものとしてはいい出来でないかい。
DVDマガジンも巻を追うごとに、的が絞れて来たっちゅうか、完成度が上がって来てるよね。
ライブ映像でのMCのチョイスとか、それに対する会場の空気とか、ここ映ってたら嬉しいなってとこ押さえてるし。
舞台裏の映像も、地元凱旋で上がり気味の小春ちゃんにさり気なく話しかけるガキさんとか、ライブ前でハイテンションでぶち上げる3馬鹿(よしさゆえり)とか、ちょっとうちらが覗いてみたいなと思ってるツボをいい感じでついて来る。
で、初日の各自のテンパリ具合を見せといて、最終日、どこかしらホッとしたような、それでいて何か一つやったったぞ的な充実感を感じさせる表情を撮る辺り、ベタではあるけど、ちっちゃなドキュメント風になってたりする。
実際、あのツアーで何かを得たと語るメンバーなんかを見ると、きっと大量にあるだろうボツテープ分も含めて、貴重な記録なんじゃないの?って思っちゃったよ。
何かさ、自分でも最初神戸に見に行った時は、このツアー大丈夫なの?って思ってたんだよ、最前にテンパリながらもね。SLの偏りだとか、構成の甘さだとか粗にばかり目がいって、あのミュージカルの後だっただけにがっくり来た部分も大きかったんだろうな。
それが、武道館で見て、びっくりしたんだよ。演出とか変わった訳じゃないのに、全然面白くて。こう、娘。さん達が持ってるパワーに改めて感動したっちゅうか。とても同じツアーとは思えない出来だったんだよね。完全にライブを自分達のものにしてた。
正直、一つのツアーであんなに印象が変わったのって初めてだったよ。娘。以外でも色々見てるけどさ(笑)
だから、亀ちゃんや高橋さんの口から凄く勉強になったみたいな言葉を聞いて、ああ、そうなんだろうなあと妙に納得したよ。一気にメンバーが二人も減って、SL的に新しい試しみみたいな曲も増えて、単純に一人一人の負担が増えたってこともあるだろうけど、表現することに関して、一人一人が自分を見直す機会になったんだろうなって思った。そういう意味では、非常に意味のあるツアーだったんだろうね。
って、ここまで考えて、DVDを見直すと、初日と最終日の表情の違いも意味が分かって来る。あの8人でしか出来なかった何かがそこにあるんだな。
多分、もう一遍やれって言われても、今じゃあ無理なんじゃないかな(笑)時間は確実に流れてるんだよ。
で、まあ、思うに、娘。さんはいつだって動き続けるチームなので、二度と同じ時間ていうのはやって来ないじゃない?
その昔なら、ASAYANなんかの番組でそう言う部分のフォローもして貰えたけど、それが不可能な今、身内仕事とはいえ、きっちりと記録を撮ることはいいことだと思うんだよね。
表に出るのは一部だとしてもね、変わっていく様ってのは割と自然にこちらに伝わってたりするもんだからさ。
ま、そうは言っても、そんな真面目に撮る必要はないと思うよ。どちらかと言えば、今くらいのスタンスで、娘。さん達とつかず離れず、うちらと同じ心持ちでもって生温く見守ってけばいいと思う。
んで、あらら、この人とこの人が今熱いのね、とか、あ、この人ってこう言うとき、こういう顔するんだ、とか、そういう話題も提供してくれれば良いよね。
何より、このユルさがハロの持ち味だもんなw
ああ、どうせなら、このDVDに収録されなかった部分てのを見てみたかったな。きっと、まだまだ面白いとこもあった筈。
という訳で、こちらの路線も一方として残して欲しいと思います。はい。