渦の中心

音ガタの話題が出たので、書いてみた。希望はでっかくということでw
いやー、ツアーが決まった時は、思わずガッツポーズだったね。ライブ番長が“ホーム”に帰って来る。単純にそれが嬉しかった。
吉澤さんの魅力は多面的で、歌にしても、会場中を巻き込んでのライブもあれば、歌と自分とオーディエンスとで作る密なCDSの世界もある。二つとも不可欠で、自転車の両輪みたいにバランス良く回っていってくれるのが、一番だと思うのね*1
だから、また、吉澤さんがライブのステージに立つってのは、願ってもないことだったの。それも、夏ハロみたいにゲストみたいな形じゃなく、というか、ハロコンみたいに細切れのステージじゃなく、自分達が中心となって、最初から作っていくステージに吉澤さんが立つってのは、やっぱり格別のものがあるっすよ。
で、だ。音ガタなんだけど、これがまた難敵だわなw出身母体も、やってきた経歴も、現在の状況も違う人間の集団で、しかも各個人得意なところも、方向性もてんでバラバラ。持ち歌の少なさ以前にこの向き不向きってのは結構ネックになりそうな気がするんだよな。
ま、全体的に大まかに言えば、エンターテイメントに向いたチームではあるんだけどね。簡単にSL組もうと思えば簡単に組めるメンツというか、出来るものが想像出来ちゃう気はするんだよ。
何だろ、強弱がないっちゅうか、歌のバラエティって部分でね、厳しいとこがある。声の種類が足りないし、色がね、割と揃っちゃってるのよ、発色が良い堅い感じの声が多い。でね、多分ハーモニー的には、間に入ってクッションになる紺ちゃんか、ふわっとまとめちゃう吉澤さんに寄るとこが大きくなりそうなんだよな。実際、エッグの皆さんが自分らが中心となって進めるツアーで、どれぐらい力を出し続けられるのか、まだ未知数だしね。
だから、普通に考えたら、娘。OG組は娘。の曲だとか、まあ、美勇伝の曲もありか、その辺だろうし、まいちんはカントリーの、後は吉里石+是orエッグさん、とかで、CDSでやった曲辺りで纏めちゃうのが、無難なんだけど。
でも、自分は吉澤さんのライブ番長ぶりにかけてみたいんだよね。元々、毎年2月の青年館て実験的要素のある公演だし、少々たがが外れたSLでも、いいんじゃないだろうか。
たぶん、既定路線でもあのメンツにかかったら、十分面白いものが出来るとは思うんだけどさ、こう、音楽ガッタスでしか出来ないものっての?そういうのを見たいんだな。
そりゃあ、昔からの生粋のガッタスヲタさんに受けが悪いのも知ってる。何で音楽でガッタスなのか、今イチ分からんし、きっとエッグ売り出しも絡んでるんだろう。
けども、一度ユニットを組んだ限りにはさ、そのユニットで出来うる最高のもんってのを見てみたいじゃん。このメンツ全員が揃った時に出来る形ってのを見てみたいじゃん。
だから、今出来る曲だけじゃなくて、ひょっとしてこの辺りは出来るかもって曲もやってほしいんだね。やる人間の組み合わせも色々変えて、おおっ!?ってな意外なシチュエーションを作ってもらいたい。
そして、何より全員で出来る曲を増やして欲しい。ま、色々難しいとは思うけど、パートパートでバラバラにやるくらいなら、ユニットでやる意味あんまないし、何か面白い変化とか起こりにくいと思うんだよ。
新しいユニット組むってさ、本来、その人が持ってて今まで出て来なかった味や、誰かとぶつかってこそ出る色を引き出させる意味もあると思うんだよね。
当然、そのユニット全体のバランスは考えなきゃいけないけど、それでも個の味が引き立たなきゃ、組んだ甲斐がないじゃない。
色んな人の組み合わせや、ちょっと現状では難しいかな?って曲もやって、各自が一つ前へ進めるようなライブであってほしいのよ、どうせならさ。
さあ、そこで、ライブ番長登場ですよ。いやー、吉澤さんが居るっていうのは、そういうことやりやすい状況だと思うんだよね。何ちゅうか、キャプテンの巻き込み力は並じゃないからさ(笑)多少、最初の頃ぐだぐだでも、ラストには何とか形になってると言うか。一人一人のパワーを削がず逸らさず、ぐいぐいと巻き込んで、知らぬ内に一つの渦にしちゃってるんじゃないかなあ。
勿論、それには全員の努力が必要だけどさ、やって得られるものはでかいと思うんだよ。

そして、その上で吉澤さんにはもっと広い世界を見て欲しい。今度の音ガタの振りをRyonRyon先生がされるらしいし、ひょっとしたら、ツアーそのものにも関わられるかも知れない。
パフォーマンス一つとっても、色々スタイルがある訳で、また違うスタイルの人とお仕事出来るっていうのは、一つのチャンスだと思うのね。
確かに今のままでも吉澤さんの破壊力ってのは凄いけど、もっと違う魅せ方っていうのもあるんじゃないかな。
もし、RyonRyon先生に関われるなら、その辺を何か感じ取って欲しいね。
いや、単純に身体の上手い使い方だけでも、勉強になると思うよ。どうも身体の持ってる力ってのを活かし切れてないきらいが吉澤さんにはあるからさ。
ま、RyonRyon先生がどこまで関わられるのかは分からんけどね。願わくば、ダンスの振りつけだけでもしてくれたらいいなあ。

ごっちんのあのステージをまんじりともせずに見つめていたという吉澤さん。何をそこから受け取ったのか見に行こうと思う。

*1:これについては、また、今度ゆっくり書きたいな。吉澤さんだけじゃなく、娘。の場合も考慮して。