空の飛び方

音ガタについて。まあ、気になる人だけ、どうぞ。ああ、いつもより妄想たっぷりめ、吉をた視点です。
音ガタについては思うところの多い人も多いけど、これはまあ、事務所にしてはよく考えたユニットじゃないかと思う。
恐らくは多少のメンバーの変更はあったかも知れないけど、吉澤さんが卒業する前から、吉澤さんを入れる箱として考えられてたもんであり、音楽ガッタス(仮)っちゅうのも、単純に「吉澤ならガッタスだろう」ぐらいの気持ちで付けたんだとおもうな。
メンバー構成としてはまいちんは確実に名前が入っていて、紺ちゃんが入るか入らないか、石川さんを入れるかどうか、エッグのメンツを誰にするか、その辺で色々あったんだと思う。
柴ちゃんに関しては、メロンの地道な活動が形になりつつあった時期だし、そもそもメロンは他のハロのユニットと一線を画すとこがあって、そちらを優先したんじゃないかと。
藤本さんについては、不測の事態がなければ、娘。のリーダーをやりつつ、多分、ソロへの布石も考えられていたんじゃないかと思うので、このユニットには関わらなかったような気がする。
石川さんは難しいな。でも、秋の娘。ツアーへの帯同は、もし、藤本さんがいたら、あんな形にはなってなかったんじゃないかな。事務所の思惑としては、85年世代に次を任せたいってのもあったみたいだし*1、急遽リーダーになった高橋さんのサポートとして、石川さんを当てたかったんじゃないかと思う。
まあ、本当なら、ベスト盤を出したことを考えても、娘。は藤本さんに任せて、美勇伝はまた別のものを考えてたんだろうけどね。それだと、少しはスケジュール的に余裕が出来て、音ガタの活動も出来なくはないといった感じだったんじゃないかなあ。
紺ちゃんがいつ合流するかも、春先にばたばたと決まった臭いんだよな。こちらも不測の事態で(苦笑)
エッグに関してはのっちさんと、まのちゃんは多分決まってて、後はガッタスとの絡みやスキル、そしてキャラや年齢なんかを考えてって感じかな。
でまあ、この入れ物には三つ重要な役割があって、一つは吉澤さん、紺ちゃん、まいちんの収まるちょうどいい箱が欲しかったってこと。吉澤さんの娘。卒業、まいちんの一人カントリー状態、そして、急遽合流した紺ちゃんの落としどころ。これが一気に解決ですよ、お客さん。
もう一つは、今売り出し頃のエッグさん達の受け皿。同年代のキッズさん達はすでに実践投入済み、個別にヲタさんもつき、目鼻がついてきた頃、エッグさんをどうにか表へ出したい。特にまのちゃん辺りは積極的に前へ出したい。ただ、エッグさんをそのまま市場に出して支えるだけの体力が果たして会社に残ってるかはあやふやなとこで、この際、吉澤さん達に投げてみた、みたいな。
そんな、結構色々あった可能性の中で実現可能そうな選択肢の組み合わせが、音ガタではないかと。
で、何でガッタスかと言えば、最低限下支えになるヲタさんが期待出来るから。とりあえず、道をつけたかったんだと思うよ。エッグさんが飛び出せるような。
それが最後の役割。エッグさんをそれこそ、自分で飛べるぐらいまで安全に育てるための巣、それが音楽ガッタスではないかと。
して、おそらくは吉澤さんはそれを育てあげる親鳥の役目を期待されてるんだろうなと。
娘。のリーダーとして、あるいはガッタスのキャプテンとしての吉澤さんは評価してんだろうなあ。てか、ぶっちゃけ、かなり当てにされてる部分はあると思うよ(苦笑)
閑話休題
じゃあ、一体どういうユニットを目指してたかと言えば、やったろうぜ!が出たことで分かりやすくなったと思う。
簡単に言えば、ライブ上等!歌って踊れるエンターテイメント集団、それが音楽ガッタスなんだと思うな。
まあ、メンバー構成や狙いの点から言っても至極妥当な線だよな。第一、吉澤さんが居るんだから、その巻き込み力を利用しない手はないと思うし、紺ちゃんやまいちんにしても、動き面白いからね。石川さんは言わずもがな、動いて華がある人が多いんだよ、このユニットは。
そして、それこそがエッグさん達に学んで貰いたい、って言っちゃおこがましいか、とにかく、間近で見てもらいたい姿だったんじゃないかと思うのね。
エッグの皆さんはかなりスキルは現時点でも高いとは思う。娘。ではスケジュール上難しいと言うか、育ってゆく過程を見せることがキモっていうチームの性格上仕方ないと言うか、結果的にすっ飛ばして来た基本みたいのからやってるっぽいんだよな、一つ一つが。
だからまあ、キャリア十分な人達の中に急に放り込まれても、わちゃーって出来にはならず、意外と違和感なくやってるように見える。
まあ、そう周りが見せてるってのもあるかも知れんけどね。基本、自分の役割を忠実にこなすことに熱心な娘達なんだと思う。
ただ、ではこのグループの中で、己をどう立たせるか、あるいは、今やってる曲をいかに魅力的に見せるかっていう技術に関しては、まだ未熟な部分があるように思う。
それは単純に場数の問題ってのもあるけど、経験値の高い人と同じステージに立ったことがそんなになかったってのは大きいと思うんだよね。
そりゃ、ハロコンでは接することもあったろうさ。でも、実際、同じユニットとして同じステージに立つってのは全然違うと思うのね。
それがまた、このメンツとあれば、なお更にさ。
個性強いもの、それぞれが。その癖、陰に回ることも出来るし。芯を取ることも出来なくはない。
だから、ただ各人が各人らしくあるだけで、直接何かを教えるんでなくても、結構エッグの皆さんには参考になるんじゃないかな。
というか、どうすれば飛べるかなんて、それぞれのやり方がある訳で、実際飛んで見せるのが一番分かりやすいやね。
少なくとも、自分は何をして立つのか。どういうものになりたいのか。そして今自分はどうあるのか。そういうのを考えるいい機会にはなるとは思うんだよね。
およそ、考え方も嗜好も向き不向きも違う先輩達を見てさ。自分はどうなんだろう?って思うだけでもいいと思うんだよ。
それはひいては、表現する姿勢っていうものに行き着くと思うしさ。音ガタはそれのきっかけになればいいんじゃないだろうか。
こう書くと、エッグの皆さんばかりがクローズアップされがちに見えるけれど、年上面にもこれは更なるスケールアップに向けてのステップになると思うのね。
例えば、まいちん。ガッタスはともかく、こんな大人数のユニットで、自分が主力となって後輩にお手本を見せるなんて機会はそんなになかった筈。それプラス、まったく流儀の違う吉澤さんと*2。みっちりユニットを組んでやることは、かなり良い刺激になるんじゃないかな。
身近に居る人だからこそ、気がつかない点もあるだろうしね。後輩に何かを伝えようとするなら、自分がまず動きやなんかを理解してなくちゃ難しい。まいちんのことだから、そんなこんなで知らない内に実力を底上げしてそうだよw
紺ちゃんは、多分、ブランクの間に忘れていたこと、新しく覚えなきゃいけないこと、それの再確認はしてるんじゃないかな。あと、芸能活動と私生活の距離の取り方ね。これはこれぐらいゆったりとしたユニットで掴んどいた方がいいように思う。
石川さんは、きっとここで感じて美勇伝にフィードバック出来ること、あるんじゃないだろうか。新しい味を加えるっていうより、ユニットの中で面白みを見つけるって感じで。
吉澤さんは多分、新しい人に出会う事自体が刺激になると思う。素直に面白がってるしさ。その子達(あるいは新しいスタッフさんとか)との関係性の中から、新しい自分、違う自分を見出していくんじゃないだろうか。あと、娘。という巣から離れて、皆で新しいユニットを作っていくっていうのは、また違った感じなんじゃないかな。

まあ、以上のことを考えるとですね、音ガタは中に居る人達からすれば何かしら学ぶべき教室であり、プロデュースする側からみれば、各自を試す実験室的性格の強いユニットなんじゃないかと。
なので、CDは出すけどもそれも経験値を積む一つの手段で、売り上げのことはあまり計算に入ってないんじゃないだろうかなあ。どうもプロモーションの仕方を見てるとそう感じるんだよね。売り出しというより、顔つなぎっていうか。
いや、当初はもうちょっと頑張る筈だったんだろうけどね。それが吉澤さんとまいちんの仕事が事務所の予想外に順調で、石川さんも娘。に帯同することになって、にっちもさっちもいかなかったっていうのが本当のところだとは思う。あくまで程度の問題だけど。
と、まあ、予測より少し違う経緯でここまで来たけども、ようやく本来の道筋に帰ったような気がするんだよな、やったろうぜ!で。
最初だから、なるたけいいスタッフでやろうと言うね。ダンス☆マンRyonRyon先生という、純粋な意味での身内ではない先生も呼んで、このユニットの骨格を作ろうっていう意気込みは感じられる訳だよ。
これもいつも外してばかりいる中、ユニットの適性と合ったナイス選択だと思うね。珍しくオーソドックスで、真っ当な判断と言うか。多分、売れ線を目指さないでいいっていう、自由の効くユニットだからこそだろうけど*3

そしてまあ、これを中心になって推し進めてるのは、結構吉澤さんとかまいちん辺りの周りのスタッフなんじゃないかなあって気がする。特に吉澤さん周りのスタッフさんは、見てると外したことやってないんだよね。吉澤さんをよく知っていて、タイミングやら仕事の内容やらを考えて動いてるというか。
音ガタにもそういう気配が感じられるんだよなあ。まあ、予定とは違ったデビューになっちゃったけど、やることはやってるというね。ポンポンといいタイミングでツアーとアルバム決めちゃったし。限られた条件の中、頑張ってくれてるよね。
願わくば、最後までそのスタッフでいって欲しいけどなあ。まあ、この先のことなんて、予想もつかないけど(笑)

ということでね、ガッタスの名前を使ったマズさってのは認めるけど*4、音ガタに関してあんまりネガティブに考えてないんだよね。
むしろ、ハロモニのあれを見る限り、ライブは面白くなりそうな予感w後は出来るだけ、面白いアルバムを作ってくれれば、何とでもなる気がする。
えー、歌好きと致しましては、1曲でいいんで、ハモりがあって、どシリアスで、吉澤さんが入り込めるような曲があって欲しいなあと思うけどもね。それこそ、ライブのへそとなるようなさ。そういう曲があればいいなと思うのね。
ま、結局は、ハロコン、音ガタ紺を待つばかりってことで。多分、そこが彼女たちの主戦場だと思うのでね、それを見てからでも、判断して遅くはないんじゃないかなあと。ひょっとしたら、誰かが高く飛ぶ瞬間に立ち会えるかも知れんしね。そういうのがこういうユニットを見る醍醐味だと思う訳です。はい。

*1:もし、何もなければ、一人先にソロになってるごっちんを除き、娘。の藤本さん、美勇伝の石川さん、音ガタの吉澤さんと、85年組は皆リーダーになってたんだよね。まあ、結局、一瞬も重なることはなかった訳だけど(笑)

*2:石川さんと紺ちゃんとはそれぞれユニット組んでるしな。勝手はわかってるんじゃないかと。

*3:てか、歌で売りたいグループにはちゃんと良い曲振ってんだよ。今でも。ベリーさんとか絶対そう。

*4:ガッタスサポからも、エッグヲタからも要らぬ反感を買ってしまったからね(苦笑)