さらば青春の光

泣かせやがって、この野郎。まさかスポフェスでほろっと来るとは思わなかったよ。
もうね、試合終わった直後から皆泣いてて。それだけでこっちは涙目。
特に藤本さんがあんな風に涙見せるとこなんて初めて見た。顔くしゃっとして涙出てきたらタオルで隠してて。吉澤さんも明らかにしゃくりあげてたし、カントリーさん達は鼻真っ赤。みうなとあさみなんか目腫らしてた。柴っちゃんはずっと肩組んでて辛いってより凄く寂しそう。石川さんはやっぱり石川さんで、自分も泣いてんのに周りのフォローに走ってて。紺ちゃんは堪えてたのに、ぽろっと涙が零れて。辻ちゃんはずっと下向きっぱなし。
中でも印象的だったのが、ベンチ前で泣いてる斉藤さんの涙を藤本さんがずっと拭いてあげてたの。拭いても拭いても、ぽろぽろ涙が零れるてくるんだけど、その度そっと拭いて上げるのね。藤本さんをもっと好きになったよ。さり気ないとこがほんと藤本さんらしい。
また、斉藤さんも泣かせるの。吉がこうぐっと唇噛み締めて花束渡すんだけど、貰った後、ぽんぽんと頭叩いたりすんだよね。甘えられない吉澤のこと分かってくれてたんだなって思った。んで、次に横に居た藤本さんの頭をポンとやって、石川さん、是ちゃん、辻ちゃん、と全員の頭をポンとしていって。まるで一人一人を確認するみたいだった。ぼろぼろの可愛い妹達を励ましてるふうに見えたよ。
監督・コーチ達もずっと神妙な面持ちでさ。ああ、この人達も合わせてガッタスは一つのチームなんだなって、改めて思った。
それから、是ちゃんの事について書かせて。多分ね、一番哀しかったのは彼女かも知れない。あの強気な是ちゃんが人目も憚らず泣いてた。ずっとしゃくり上げてて。靴脱いで控え室に戻る時も、怖い顔して足早に去っていくの。いつもこっちが手を振ったら、照れ臭そうに一番手を振り返してくれる彼女が、こっちに目もくれずにさ。心痛いかばかりかと思うよ。
きっとさ、試合だって足の具合からいったら、いつもなら後半出なかったと思うのよ。でも、どうしても勝ちたかったんだろうな。足キツそうなのに、必死にボールを追いかけて。
それはでもチーム全体がそうで、十条があんだけしか点取れなかったのも、観客の声援にではなく、ガッタスの気迫に押されてたからだと思う。とにかくあんなに必死に守ってる吉を久し振りに見た。あの吉がマンツーマンで人に食らいつくなんて。
藤本さんだって届きそうにない球に目一杯足伸ばしたりして。
紺ちゃんがファインセーブ連発してたのも、きっともの凄く集中してたからじゃないかな。本当に神セーブだった。
だから、最後に泣いたのは斉藤さんが居なくなっちゃう寂しさもあるんだろうけど、きっと勝てなかった自分達に対する情けなさと、斉藤さんに対する申し訳なさも手伝ってあんな風になっちゃったんだと思う。皆筋金入りの負けず嫌いだからね(泣き笑い)。

そして、斉藤さんが抜けて思う事は。
ぜひ、このまま真っ当に地道にスポーツを続けて欲しい。ファンの中でも、あるいはハロプロのメンバーの中でも、決して諸手を上げての歓迎ではないけど、フットサルはあなた達が自ら掴んだ表現方法の一つです。
辛い事もあるけど、中途半端で投げ出さないでね。
それこそ、いつだって斉藤さんに胸はって「ガッタス最高!」って言えるぐらい、輝きを放ち続けて下さい。その名前の由来の通りに。

以上、長かったスポフェスの長いレポ。しかし、おいらのレポは見てた時間に比例するのかよ。この長さは半端ねえ。全部読んだ人、乙です。うむ。