チームであること

いやあね、あえて今度のツアーについて触れてなかったんだけど、私も不安だと言っておこう。
みきよしはともかくも、他のメンバーがそれこそミューに挑む時ぐらいの気持ちで向かわなくちゃ、めちゃキツいのは見えているので。
何が辛いってね、本来ベース向きと思われる吉澤が、がっと先頭に立って走っていかなきゃならないこの状況が辛い。
しかも、本来のベースの役割を止めた訳じゃなくて、むしろ全体のフォローをしつつも、前できばらなきゃならんと言うね。
それをまあ、春までは、こんまこが裏でしっかり支えて、足りないとこを藤本さんがフォローすることで何とか回してた訳だ。
だからね、練度が低くても行けそうな曲、及びノリで飛ばしちゃえば良い曲寄りのセットリストになるのも無理ないかなあと思う。
あ、ついでに言えば、見た目のインパクト重視で、その曲の持つ意味なんて無視しちゃった振りにしちゃったのも苦肉の策かなあと。
それでも結構ギリギリだったんだよなあ。下手したら客席の興奮の方が凄いときとかあったからね(笑苦)
それがですよ、すこんと下支えやってた人達が抜けちゃったですよ。どうなるか、そりゃあ、おっかなびっくりですよ、お客さん。
あのー、多分ね、個人としては下の子達も悪くはないんだと思う。
ただ、ちと幼いんだなあ、いろんな意味で。こう、表現が内向きなの。ちゃんと歌えるであるとか、ダンスを上手く踊れるとかじゃなしにね、お客さんにどう訴えるかっつうのをそろそろ考えてやってもいいんじゃないかと思うんだね。
そりゃあさ、スキルが高いに越した事はないですよ。それまで出来なかった表現が出来るようになるし、訴える力も増える。
けども、肝心の何を訴えるかっつうとこが出来てないからさ、こっちに伝わってくるもんが少ないんだね。
だから、春とかさ、スポーツやったあとの爽快感みたいのは残るんだけど、いいもん見たなあ、ってジーンと来るとこがあんまなかったように思う。
何つうか、自分が気持ちをメインに見てるっつうのもあると思うんだけど、こう、下の子達にもがっとお客さんに向かってくる気持ちってのを感じたいんだな。
慣れちゃいかんのよ、ライブってものに。この曲でこうすりゃノルとかさ、要らん刷り込みを一杯してるような気がしてならんの。最近。
そう言うこっちゃなくてさ、その曲で自分はお客さんに何を伝えたいか、何を感じて欲しいかでしょ、みたいな、さ。
例えば、もう単純に歌が好き!って気持ちだけでも良いのよ。ほんとに。そうだな、ちょっと前までのガキさんとか、ライブで見てるだけで楽しかったもん。ああ、ほんと、娘。が好き、歌が好き、踊るのが好きなんだなあって感じでさ。見てるこっちが嬉しくなったよ。
あるいはさ、その曲について自分がどう思ってるか、こっちに伝えて欲しい訳よ。それって嬉しいの、哀しいの、そういうのが聞きたい。
あのね、自分の気持ちを歌やなんかで表現すんのがね、まだ皆上手じゃないんだな。
つうか、幼いのか。ただ自分が楽しい!ってところで止まってるような気がする。
吉澤や安倍さんのように入り込んじゃうのか、飯田さんや藤本さんみたいにものを語るのか、はたまたまっつーのようにひたすらエンターテイメントに徹するのか分からんけど、こう、自分を表現する“形”みたいのを、早く見つけた方がいいんじゃないかな。
ま、私的には、この夏のミュージカルで何かきっかけを掴んでると思いたいんだけど、果たしてそれを許せる状況かってのが、また不安だったりするんだな、とても(苦笑)
で、その上でだね、と言うか、それを踏まえてだね、チームとしての意思も感じ取りたいんだな。
何もさ、表現が内向きっつうのは、お客さんに向かっていってないってのだけじゃないんだよ。チーム内での意思の疎通の甘さっていうのもあるんだな、これが。
あ、うんの呼吸と申しますか。暗黙の了解と申しますか。そういうのがもっと見えて来ないとさ。
この点、こんまこが抜けたのは痛い。特にまこ。あの子は視界が広くてですね、会場全体を見ながら、引いたり出たり出来る、いいバランサーだったんだよ(流石ぷっち)
こんこんは居るだけで、空気を穏やかに出来る子だったし。
一生懸命なのは分かるけどね、もうちょっと周りを見渡す余裕も持って欲しいな。隣にいるメンバーとの呼吸、あるいは会場にいるお客さんとの呼吸をだね、感じながらライブを楽しんで欲しい。
そしたら、自然とライブ全体の流れってのも読めてくるし、それが読めりゃ、流れそのものを掴むことも出来るようになる。
今んとこさ、それが出来るのはみきよししか居ないんで、このまま行きゃ確実にこの二人に対する負担が増えるのは間違いなし。
なおかつ、自分の力を抑えることで、チームとしてのバランスを取るとかさ、まじでマズいって。
そんなんしとったら、いつまでたっても育っていかんて、ほんま。
いや、杞憂になったら良いんだけどね、いつも娘。は想像を超えてくれるんで。
吉澤・藤本の苦労が報われることを願ってるよ。