FINAL

739で見た時は、ほんと泣きそうになった。
ただ一つの勝利に向かって、ガッタスが、サポが一つになったのは、実に久し振りだったように思う。
結果、それほど望んだカップは手に入らず、準優勝ということになったけど、ガッタスガッタスの誇りを取り戻したような気がする。
ルールがどう、助っ人がどう、とか言うことなど一切構わず、己のスタイルを貫いての準優勝。
それもまた、不器用なほど真っ直ぐなガッタスらしい結果じゃないか。
勿論、勝っていればなお良かったけれど、忙しい中そんなに練習出来ずにいたチームより、どういう理由からであれ、もっと練習していたチームが勝ったのなら、その方が競技としてよっぽど真っ当だと思う。
だからこそ、悔しさを滲ませながらも、どこかしら安堵したような、あるいはやり切ったような表情をキャプテンは浮かべていたのではないだろうか。
そして、正々堂々戦ったのだという誇りを胸に、来年も戦うことが出来る。
それこそがガッタスの勲章のような気がするよ。