オリビア思い出し書き

昨日は吉澤さん中心にいったので、今回は全体で印象に残ってること。
まず昼夜見といて良かった。あれ、夜だけ見たら一体元がどんなお芝居だったか分からないとこだったw
以下、箇条書き。

最初にお芝居編
・吉澤さんと坂本さんの絡みは、妙にかわいい。そして顔近い。自分達がメインで喋ってない時でも二人でずっとこちょこちょ何かやってた。他のシーンでは引っ掻き回す吉澤さんが坂本さんのボケっぷりに時々素で笑ってる時があって、それがおかしかった。どのタイミングだったかで、吉澤さんがよしよしって感じで坂本さんの肩をぽんぽんしてる時があって、何だそれは?(笑)ってなった。
・坂本さんはズルい。真面目にやればやるほどおかしい。女性陣に人気があるの分かるわ。台詞が飛んだ後の汗の量がりあるだった(笑)
・能見さんもズルい。登場のイントロがなるだけで反射的に笑ってしまう。ああいう素っ頓狂なキャラは大好きだ。コインのくだりでリアルに首から上が真っ赤になってくのが分かった。四字熟語を叫ぶシーンで、毎回あそこはお任せだったんだろうな、坂本さんの後、どう受けるかちょっとwktkしたw
・吉澤さんは相変わらず真顔でボケるのが上手い。というかヒドいwすっとぼけた表情して、もの凄い豪速球を放るのな。大森さん、森口さん、吉澤さんのシーンは違う緊張感があった(笑)誰がどうボケるか、お互い窺ってる感じが面白かった。大森さんの、お前らは〜って顔が印象的。
・吉澤さんと森口さんのシーンは、そこだけでショートコントw二人とも絡むのが楽しくって仕方がない感じ。吉澤さんがあの短期間であんなに信頼してる風なのは珍しい。ふわふわとあっちこっちに行ってしまう吉澤さんを上手くいなしたり、けしかけたり、森口さんに感謝。てか、ボケ合戦を繰り返す二人が面白かった。
・魁さんは本当はすごく真面目な俳優さんなんだろうなあ。周りの暴走ぶりにああ、もう(苦笑)ってなってるのがおかしかった。てか、坂本さんとのシーンで、坂本さんが安心してボケ倒すのに、悪戦苦闘してるのがツボだった。どんどん長くなるんだもん。
・アヤカはおいしい。このカンパニーの末っ子は吉澤さんの筈なのに、何故か妹ポジション。可愛らしい天然さんの位置で、可愛がられてたみたい。てか、食いしん坊キャラとか、体重弄りとか、誰かさんが通って来た道だなあ(遠い目)本番入ってから3kg太ったとか、普通に言ってしまうアヤカが好きだ。
ゆきどんが普通にお芝居に馴染んでて、おお!ってなった。ちくわのわさびの量が半端ないことはゆきどんのリアクションでよく分かった。秘かに森口さんに銃を渡すシーンの間が好きだった。
・つつみさんはこの濃いメンツの中で、かなり楽しんでたんじゃないだろうか。ゆきどんとの呼吸の合い具合はひそかに凄い。ザ・ピーナッツの歌を歌うシーンで二人とも別々の動きをしながら歌ってるのに、さりげなく合ってるのとかさ。大体動きながら歌ってるのはこの二人だけなんだよな。
・吉澤さんは端っこで立ってるときでも、表情変えてたり頷いてたり、相変わらずこっそりと演技してる。森口さんと浴室に隠れるシーンでも半開きになったドアの向こうで、驚いてたりしんみりしてたり、色々二人でやってた。
・森口さんは本当に頭の回転早いのな。臨機応変、曲者揃いのメンバー相手に上手く回す回す。笑いを取りつつも、嫌みにならず、むしろ気配りを感じる。あの豪華なお花の理由が窺い知れる。あと、間というかリズム感がいいのな、あれだけアドリブをやっても、冗長なイメージにならなかったのは、座長が上手くリードしてたからだと思う。今回、この人が座長で良かったよ。
・大森さんは今回結構違う手応えを感じたんじゃないかな。普通にお芝居を見に来てる人達のようなレスポンスだったし。割と自分がイメージした通りにお芝居を見てもらえて、良かったというか。まあ、夜は無礼講になっちゃって、全然違う絵になってたけど、あれだけ会場が一つになれれば、楽しかったんじゃないだろうか。役者が脚本・演出やるのは大変だなあといっつも思う。

さて、歌編。
・つつみさんはカラオケ歌いにくそうに見えた。普段は生バンドだったりするんだろうか。それとも、単にヲタの前で緊張したのか?(笑)曲は普通にいい曲だった。ちょっとお芝居を見てイメージしてたのと違ってて、へえ〜ってなった。
ゆきどん、ごめんよ、ゆきどん。上手く乗れなかったよ。でも、いつ聞いても上手いなあ。歌唱に無理がない。そして、劇中の歌で思ったのは、やっぱりリズム感いい。何気にザ・ピーナッツの曲はパンチ効いてないと、気の抜けたサイダーみたいになっちゃうんだよな。もっと、違った曲調のも聞いてみたいね。
・メロディーズってこんな曲でしたっけ?って出来の二人。っちゅうか、いきなり顔つき変わる吉澤さんにハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!編曲も二人の声の具合をよく知ってて作ってあるよな。真っ直ぐドーンと伸びていくんじゃなくて、うねる感じなんだよな、二人とも。だから、ああいう感じの曲でも一本調子にならない。微妙に、揺れてる感じ。癖になるっちゅうかね。にしても、あの声の艶、伸び、あれ、二人ともちゃんとレッスン受け直したんジャマイカ。DSはちょっと期待大なんだけども。
・森口さんは若い時と同じキーで、生バンドで当たり前みたいに歌い切るのは流石。てか、あの曲を生で聴けて、普通に感動した。いつだったか、いろんな歌の練習を今もこつこつと続けてるって言ってたけど、なるほどって思った。本当に歌うの好きなんだなって思う。バックスの人達ともいい雰囲気で、ああ、こういう感じでバンドの人達と付き合えたらいいなって思った。

歌全般に言えるのは、つつみさんもゆきどんも森口さんも、いい具合に歌と付き合ってるなあってこと。吉澤さんも出来たら今の感じのまんま、ずっと続けていってくれたらなあと思う。まあ、技術的なとことか、人とのコミュニケーションとか、いくらでもまだ学べることはあるので、そちらも続けつつね。

総評
ああ、それにしても、楽しいお芝居だった。いい具合にざっくり作ってあるので、とても気持ち良く笑えた。シチュエーションコメディってのは、おかしな状況に置かれた時に、いかに各キャラクターが動くかが鍵で、リズムとテンポが大事。考えてみれば、劇団関係者以外の出演者は皆ミュージシャンな訳で、リズム感が悪くなる筈はないんだよな。キャラも言わなくても立ってるし、作る方としては、誰をどう使うか、どういう風に話を回すかってことに集中したんじゃないだろうか。
その辺は中心に「ヴィラ」を置くことで各シーンをバラけさせず、一つのまとまった話として分かりやすく見せてるよね。ストップモーションでほぼ全員でヴィラを取り合うシーンがあったけど、あれがこのお芝居を象徴してんだな。
もともと、企画の段階で縛りがかなりある中、主要キャラを絞って、分かりやすい構図に絞ったのも良かったのかも知れない。面白い素材が揃ってるんだから、シンプルな方がいいっちゅうか。
歌の入れ込み方も無理がなくて、こういうお芝居でどうしても出る、唐突感であるとか、取ってつけたような違和感を上手く受け流してる。選曲と歌い手も適材適所で、お芝居のテンションが下がることもない。要するに今回、カチッと何もかもが上手くハマった感じなんだよな。
練習時間も短かったらしいのに、カンパニーの空気も良く、それがもろお芝居に反映されてて、お芝居に集中して見れたのも嬉しかった。多分、ハロメンと劇団の人と他のキャストの皆さんの割合もちょうど良かったのかも。ハロー臭くもならず、他の劇団の色でもなく、一つのカンパニーとして成立出来たんだよな。
あれだけお客さんのレスが良かったのも、それだけお芝居に集中出来たからだと思うし。あれ見てる時にいらないこと考えなかったもの。話自体が良く出来てるから、奇抜な衣装とかに走らなくていいし。ダンスの使い方も、恐らくは吉澤さんのバトンの腕前をアピールするためのシーンだとは思うんだけど、筋の中に織り込んであるから、あんまりおかしいとは思わない。全体的に小物の使い方は王道だけど、外さない使い方だよな。
後、セットか。白虎隊の時と同じ劇場とは思えなかったな、正直なところ(笑)まあ、普通のお芝居とコメディーを比べるのはそれこそナンセンスだけど、セットっていうのは、そのお芝居の世界観を作る上で大事ってことが、改めて分かったよ。小道具類も今回かなり手が込んでて、それは取りも直さず、スタッフさんのこのお芝居に賭ける意気込みみたいのの象徴で、短い期間ではあったけど、愛情込めて作られてたんだなって思ったよ。
して、全体を通して芝居っ気というか、遊び心が要所要所に感じられて嬉しかったな。確かに筋立ては大事だけど、与えられるイメージやこういう茶目っ気みたいな部分の方が、記憶に残るもんなんだよなあ。ちょっとしたことなんだけど、お客さんを捕まえる上でその辺大事なんだよね。
まあ、あれだ、要するにプロの仕業なんだよ、今回のお芝居は。で、もっそ自分好み(笑)どシリアスなお芝居もたまにはいいけど、基本笑いがないと辛いタイプなので、今回のはマジ有り難かった(笑)こういうのなら、また余裕のあるときに、出て欲しいなあ。


今年の吉澤さんは、歌もお芝居もTVもいい巡り合わせで来ていて、いい再スタートを切れて良かったなあって思う。娘。卒業直後っていう難しい時期を、こういう風に乗り切れたことは、とても幸せなことなんじゃないのかな。
でも、それはここ何年か吉澤さんが頑張って来たことが、徐々に実を結び始めた感じで、運や事務所の後押しだけで出来たことじゃないと思うのね。
だから、何日とかこれとか、音楽ガッタスやDSで得たことを、また次に繋げていって欲しいなって思います。はい。