歌どきっとか

結果は1位と3位で、しかもソロとデュオどちらのパターンでも選ばれるなんて上出来でないの。
以下、ちょっと毒入り。しかもやっぱり長い。ふう。
きっと、吉澤さんの周りの空気的にも、あの子は去年頑張ったから的な空気はあったんだろうな。勿論、見てる側の投票が一番大きいけども。
しかし、あれだな、何か吉澤さんてこういう投票もので点が稼げないと思われてきたキャラだったのが、遠い昔のようだな。恋人にしたいアーティストだっけ?あれも良かったような気がするし、何だ、ヲタさんの傾向が変わったのか?それとも潜在的な何かが表出した結果なのか?うーむ、ある意味、ハロ全体の流れとしても、面白い結果なのかも知れんなあ。吉澤さんの突出というのは。
ま、それはさておき、自分的にはただ泣きたくなるのとか、ケンメリも好きだったなあと。ああ、あともう恋と初恋も好き。
何ちゅうかイメージの広がりを感じるんだよな、この辺の曲って。それも原曲とはまた違った肌合いの。もう、吉澤さんとしか言い様のない世界っちゅうか。
まあ、デュオってのは相手の人のイメージ力ってのも、大きいとは思うけど。それと吉澤さんの世界との相性っていうのが、もろ出たよね。あんま前持って歌い込む余裕のない番組だったし。
ていうか、Rucaさん、柴ちゃんに共通して言えることは、透明度の高さも知れんな。柴ちゃんなんてのは、本来思い入れ豊かに歌う人なのだけども、不思議なことに透明度が高くて、割とどんな曲とも良く馴染む風なんだよな。やっぱ普段からメロンていう歌中心にやってるユニットの真ん中をやってるだけはあって、誰かと声を合わせるっていうことに慣れてるってのもあるし。吉澤さんと近からず遠からず、寄り添ってる感じが何か心地いい。
Rucaさんもな、ちょっと日本人離れしてるというか、こういう旅の歌よく似合うよな。ちょいと日常から離れた感じ。それでいて、完全に浮き上がってるんじゃなくて、ふわふわと漂ってるというか。吉澤さんもそうだけど、こういう感じが出せる女性歌手って、日本では珍しいかも。伴ちゃんもそうだけど、もうちょっと“個”が勝っちゃうんだよな。メインボーカルの人って感じ。
そして、これ面白いなあって思うのが、オリジナルの時はともかく、他の人の曲+相手が吉澤さんの時って、曲を表現するっていう方向に向かっちゃうってこと。“我”を張らないんだよな。いい意味で歌に身を任せてるというか。
何かだから、かえって良く歌のイメージがこっちに伝わってくるのかもなあ。余計なものを足さない、引かない、でも、ちゃんとその人の存在も感じられる。自分的にはそういう自由な感じが好きなのかも知れない。あんま、その人の“我”が入り込んじゃうとちょっと冷めてしまうとこあるから(苦笑)
だからまあ、他の娘。関係者とのデュオはアレかなあって思っちゃったのかも。見てるこっちは、歌ってる二人の関係性が気になって仕方がないし、多分、歌う方だってどうしても意識しちゃうとこあると思うし。チェリーとかはもう、いしよし、だから、いいんだけどもね。あれは、いしよし、を楽しむもんであって、歌はまあその、おいしいスパイスって感じだもの。
でも、まあ、言えば混じりっけなしって訳ではない訳よ。先にまず二人がある。だから、歌の印象より二人の印象のが強いというか。で、まあ、多分、自分的にはもそと歌よりの視点が欲しかったんだろうな。それぞれ好きな歌でもあるし。吉澤さん的には石川さんと二人きりでラブソングなんて、嬉し恥ずかしで素面で歌ってられるかー!ってとこなんかも知らんけどねw
んで、ソロの曲の方は、もうはっきり言えば、つんく節入ってないときの吉澤さんの歌い方の方が好きってだけなのかも。
いやー、STBで再確認したけどさ、何か原曲に縛られず、感じたままに素直に歌ってる吉澤さんが好きなんだね。そういう時のがすげー良い笑顔で歌ってるし。声も真っ直ぐ伸びてて、歌い終わった時の余韻っていうの?それも暖かくて、さらっとしてる。こう、何度聞いてももう一回聞きたいような、あるいはもっと違うのも聞いてみたいような、そんな感じなんだよね。
なまじさ、ハロの歌い方で習ったことのない曲の方が、多分、吉澤さんには歌いやすいんじゃないかなあ(苦笑)しょーじき、つんちゃん風の歌い方って、藤本さんぐらいパンチの効いた声でないと辛いし、基礎ができた上での、まあ味付け程度ならいいかも知れんけど、それだけってなるとちょっと厳しいと思うんだよね。やっぱそれぞれの声に合った歌い方ってあると思うし。つんちゃんの歌い方自体特殊だしね。まあ、娘。ってチームを維持するには、一つのカラーに染め上げるっていうのも有効なのは分かってるけど、全員それじゃね。合わない人も当然出てくる。
えー、自分の感覚でいくと、こう、おいしい水をわざわざ消毒しちゃって、結局、料理するにはカルキ抜きしなきゃ使えない、とかさ、そういう感じなんだよね。で、せっかくのその水のおいしい部分、ミネラルだとか何だとかそういうのまで殺しちゃって、結局あんまりおいしくない、みたいな。
で、自分としては、少々危なっかしくても、おいしい水を頂きたいなあと。そして、出来ることならおいしく水を使ってくれる人に、吉澤さんが当たってくれればなあと、そう思う訳ですよ。
そういう意味では、もろPは中々上手く吉澤さんを料理してたんじゃないかなあ。どれ一つとっても同じ味の曲ないし。演出等も( ̄ー ̄)ニヤリとさせてくれること多かったしね。こう、長い目で見れば、あの時、この番組をやっといて良かったと思える番組だったんではないでしょうか。少なくとも、吉澤さんの歌にとっては、一里塚になった気がします。自分の歌い方を思い出すきっかけになった番組として。
で、まあ、来週から始まるわおーんですが、追々そういう存在の番組になっていけばなあって思うんすよ。色んな歌、いろんな人、いろんな考え方、そういうものに触れる機会をせっかく貰えたんだしね。何でもええからどんどん吸収していったらええねん、とわざとらしく大阪弁で締めて終わる。ふう。