過去、未来、今

ちょっと遅くなったけど、なち紺感想。ネタバレ、諸々注意。して、当然のように長い。
今回は久しぶりに冠からアコースティックが取れたツアー、新しいバンドメンバー、と春とは結構テイストを変えてこようとしたライブでした。
バンド編成自体がドラム、ベース、サックスと主にリズム系を厚めに持って来てて、楽曲もアコースティックライブではやってこなかった弾ける曲を上手いこと使ってた。
で、まあ、改めて思うのが安倍さんの曲の良さかな。割と初期の1st2ndアルバム辺りの曲も多かったんだけど、やっぱいいんだよな。何ちゅうかその時の安倍さんの感じが伝わる曲なんだよ。して、今聞いても曲自体がいい。もし、初めてこのツアーでなち紺行く人が居たら、その後でもいいからアルバムも聞いて欲しい。実に目の行き届いたいいアルバムだから。そうすると、今の安倍さんの成長もよく分かる。生で聞いた衝撃ってのはやっぱちょっとないからね。あのステージの空気の濃さが際立つと思うわ。
でも、やっぱ新しいアルバムが欲しいかなと。今の安倍さんに歌わせないなんて勿体ないよ。春からこっち、いや、夏のあの聖誕祭からでも確実に深化してる。今までの曲がほとんど安倍さんの手の内に入ってる感じなんだよな。まあ、ハロのことだからこの先も他の人が安倍さんの曲を歌ったりすることもあるかも知れないけど、同じ方向性で歌うとしたら、ちょっと敵わない気がする*1
初期の曲なんて全然別ものだもの。ひとりぼっちとかね。歌われた当初と少し風合いが変わってる。セルフカバーじゃないんだけど、今の安倍さんの曲になってるのね。それ以外でも何だろ、全体的に歌い直しっていうか、別の人が歌ってるみたいに感じることがあるんだよ。それもちゃんと安倍さんなんだけど。ああ、この曲はこういう側面を持ってたんだ、と改めて思ったりなんかして。
一曲一曲のクオリティたけーの(笑)すーっと次の曲へと入り込む瞬間とかおおーっ!ってなるよ。とてもMCでべんじょこおろぎの真似する人と同じひととは思えねーw濃いよ、しっとりしてる。でも、重くない。過度の甘さもない。まさに自然体。無理がないんだな。その曲が安倍さんとあることがあまりにもしっくり来るというか。曲に対する安倍さんの浸透度が深いの。
だからこそ、新しいアルバム引っさげての、新しい世界が見たかったっつうか。それを言えば、まあ、もうちょっとツアーが長ければもっと言うことなしなんだけどね。
うん、単にもっと安倍さんが見たかっただけかも知れねー(笑)不満っていうよか、希望だな、きっと。
何かなち紺独特の現実歪曲空間が今回もごっつかったしwすげーよな、安倍さんだったらそれで良いような気がして来ちゃうんだもん(笑)
バンドメンバーもノリノリwパーカスのAsamiちゃんとサックスの人、要注意w踊れる曲が来て、自分の出番がなかったりすると、端っこで二人で戯れとるwてか、Asamiちゃんニコニコしすぎw相変わらずタンバリンやったりとかコーラスやったりとか忙しいのに、ずっと楽しそう。髪切って可愛いし(結局そこか!)
して、安倍さんとメンバーとの絡みが微笑ましい件w何だろうな、初めてのメンバーもいるはずなのに、あの和気藹々。安倍さんふぁみりーっぽく見える。
というか、毎回思うんだけど、安倍さん家の庭に招かれてるような気分になるんだよね、なち紺行くと。何かバンドメンもそうなんじゃないかな。もっそウェルカムな空間ちゅうか。
あの最後の愛しき人の大団円もさ、賛否両論あるけども、何かすごく幸せな気分になるんだよ。なち紺来たなーって感じがする。
最後はいつもそれで決まりじゃアレだけども、やればやったでいい気分で帰れるっていうかさ(笑)
きっと、毎回の幸せな記憶の上塗りになってるんだろうな。して、これからもそういう記憶は増えるといい。
何かさ、黄色いお空とか安倍さんが娘。にいた頃にやった曲とか最初の頃のシングルをやったからか知らないけど、妙に過去のこととか考える瞬間があったんだよ。ハロ10年の歩みっちゅうかさ。
でも、今ここで歌う安倍さんが居て、次のことを語る安倍さんが居る。
そういう交差点みたいなツアーだなと。集大成にはまだ早いし、その交差点を渡った先に何が見えるのか分からないけど、続いていけば良いなと。
まあ、来年の春以降どうなるのかさっぱり分からんけどさ。やっぱり歌ってる安倍さんを見ていきたいなあと思ったライブでした。

*1:例え、ハロじゃなくなっても、そこはなあなあになるきがする(笑)