ミュージカル

いや、これは結構大きなお話。歌舞伎十八番ではないけど、フットルースってのはあちらの世界ではかなり名の通ったお芝居だと思う。
であるからして、周りの皆さんを見ると皆一度ならず大きなミュージカルの舞台に立ったことのある方ばかり。というか、はっきりそちらで活躍してる方が多い。その中に我らがキャプテンが入るのだから、想像するだに大変そうだ。何しろ皆さんは下地が出来上がってる訳で、キャプテンはまずそこから入らなきゃならない。しかも長丁場、全国公演ともなれば、これまで以上に体調管理、スケジュール管理が要求される。なおかつ、その辺は出来て当たり前、そこから先が問題の世界な訳で、これはもう肚据えてかからないとままならない結果になってしまう。もう一つ言えば、このタイトルをやるってことはミュージカルファンの方は勿論、普段はミュージカルはおろかお芝居さえあまり見たこともない方が劇場に来られる可能性も割とある。となれば、お芝居が分かる人にも知らない人にも喜んでもらわなきゃいけない訳で、この舞台を引き受けるってのは色んな意味で中々大変そうなのだ。
でも、逆に考えれば、それだけ得られるものもあるだろうし、それによって吉澤さんも変わっていくこともあるだろうと思う。むしろ、それによる変化は歓迎すべきじゃないかなあ。芸のこやしって言い方はあんまり好きじゃないけど、これから先につながるお仕事というか。
ただまあ、キャプテンの場合、いい意味で怖いモノ知らずのところが強みであり、変に気負ってやってもらうより、やった結果が後になってついて来たっていうのがいいかなとも思う。自分的には、舞台の面白さも体験してもらいたいが、吉澤さんの繊細な感性とか表現力っていうのはそっとしてもらいところもあったりしてね(苦笑)
何にせよ、賽は振られたらしいので、いっそ気持ちよく転がって違う面が出れば良いなと。