Show must go on!

帰ってきました。いや、非常に楽しかったす。以下、感想。
非常に笑いがツボだった。何だろうな、待ってたその場所にストライクが来る感じ。ああ、もう、そこそこ、とずっとくっくっ、くっくっと笑いっ放し。とても心地よいくすぐられ感。いやあ、もう、三谷さん、細かいよ、笑いが。
内容的には、小さな一つの嘘が嘘を呼び、話が雪玉を坂の上から転がした時みたいにいろんな人を巻き込んで大きくなっちゃって、さあ、この始末はどうしよう、って言う、ドダバタコメディなの。
まあ、最後は何だか見てるこっちが上手く丸め込まれちゃった感じなんだけどね、そこに至るまでの、嘘、嘘、嘘の羅列が素晴らしい。
よくそんだけ思いつくなあって言うのと、なんでそれで納得しちゃうんだよってのと二つの意味で感心しちゃう。
何か三谷さんの言葉に対するこだわりが見えて、とても面白かった。
またね、出てる役者さんが上手いのよ。演出と主演が佐藤B作さんなんで、出てるのがヴォードビルショーの方々&舞台のベテランさんばっかりなのね。だから、もうほんとに間が絶妙。つくづく笑い、っつうか芝居は間だと思ったよ。適当に溜めが入るから、落ちがハマった時もの凄く気持ちいいんだね。
そんな中、中澤さんはうまく溶け込んでたんじゃないでしょうか。そりゃね、やっぱちょっと違うオーラを発してはったんですけども、でも、決して芝居の枠組みから外れてる訳じゃないんですよね。
何かね、変に気負うこともなく、かといって遠慮し過ぎることもなしに、ごく普通に茶の間に座ってはるんですよ、ええ、ほんとに(笑)
いやー、やるな姉さん、と素直に思っちゃいましたね。今日はB作さんはじめ周りの曲者の皆さんのテンションがおかしくてね、アドリブ連発だったらしいんすよ。それをね、巻き込まれもせずにマイペースで自分の芝居続けるのって中々難しいと思うんですね。
台詞回しも標準語だったけど自然だったし、何より演技してるって感じがしないのが良くて。
こうやってね、さり気なく演技を続けてたら、きっと周りからの評価も上がると思うな。
歌ってる姿も勿論いいですけど、中澤さんのお芝居ももうちょっと見てみたいっす。
ええ、そんなとこも含めてね、とても愉快な時間をありがとう、佐藤B作一座の皆さん。
とても美味しゅうございました。ごちそうさま。