ライブハウス武道館へようこそ!

ちょっと遅れたけど、感想など。
文句なしに面白かった。何と言うかSLがどうの、構成がどうの、そういう作る側の理屈を越えて、娘。さん達の“気持ち”が勝ってしまったな。
娘。、スタッフ、ヲタさん達、渾然一体となって熱狂に染め上げられていく様は、気持ちいいとしか言いようがない。
ああいう“一瞬”があるから現場に行くのを止められないんだよな。
もうね、吉澤が半端ないのよ。確かに昼の時から動きが違ったんだけど、夜はもう凄いの一言。吉澤が歌うたび、動くたび、ずっとすげー、すげーって言ってた。
リーダーになってからというもの、自分は割と抑えめに、どっちかというと紺をコントロールすることに力を入れていた吉澤が、1曲目からいきなりトップギア。そして、そのままのベースで、ずっと揺らぐことなく踊る、歌う、煽る、煽る。そのあまりの熱さに引きずられ、娘。さん達のテンションもぐぐぐっとアップ。会場全体が一つの渦となって、揺れて、乱れて、舞い上がってく。
ファミリーに居たんだけど、自然に身体が動いちまうのよ。ほんと楽しい。嵐みたい。吉澤、亀井、小春あたりから風が起こって娘。さん達巻き込んで、ぐわーっと熱気が上がっていくの。
正直ね、神戸を見た時はある種の喪失感を感じずに居られなかったんだけど、これはこれでええやん、って気になった。
んで、やっぱ、自分は気持ちに感じるタイプなんだな、と。神戸の時には感じられなかった、娘。さん達の「今の私達を見てくれ」「精一杯楽しんでもらい」「これが私達なんだ!」っていう気持ちがね、どんと来た。
歌は上手いに越した事はないし、ダンスだって踊れる方が良い。でも、中心にはずっと「気持ち」があって欲しいんだよね。
本来「気持ち」を伝えるための、パフォーマンスだと思うからさ。
吉澤の切なげな表情の、躍動するからだの、発せられる声の、何と説得力のあることか。
人を動かすもんなんて、意外と単純なものなんだよ。
終って会場から出た後の、あの幸福感はちょっと忘れられない。何か知らんけど、気がつくと笑ってんだよね。
ええ、ええ、いいライブでした。ほんとに御馳走さまでした。大阪期待してるよ。