余韻

に浸ってました。何かとても幸せな気分だったので。何だろうな、あの多幸感。あ、こっからちょー長い。そして、クドいwケータイの人いたらごめんね。
ツアー後半、旭川以降の娘。さんとヲタさん達の一体感の凄まじさは、一回でも現場に足を運んだ人なら分かると思うんだけど、こう言葉に尽くせないものがあった。
何つうか、追い出しのハピサマにおける、ヲタさん達の異様な盛り上がりっぷりだとか、それに煽られて出てきて、輪を掛けて引っ掻き回して去って行くメンバーであるとか、そりゃあもう、馬鹿としか言えないんだけど、それがもう幸せなんだね。
ほにゃららの整理をしてて改めて思うことは、最初の座間の頃と、後半の声の大きさの違い。すっごいね、SLがこなれて行って、Sexy8ビートツアーってものが、パッケージとして完成して行く様が良く分かるw
今回は吉卒ツアーゆえか、リピーターの数がいつもより多く、吉ヲタさん達に至っては、えーっと、あなた先週も居ましたよね?って人が多かったせいもあるんだろうけど*1、この曲のここではこれ!みたいなノリが、ツアー中に出来上がっていったんだよな。
また、これ、元リーダー様がそういうの面白がる人なもんだから、メンバー全員に飛び火して、フリコピしてる人を見て半笑いする人あれば、MC中にヲタの声を拾って応える人あり、はたまた毎回小ネタを仕込んでは、受けないって凹む人ありとね、これまでで一番ヲタとメンバーの距離が接近したツアーだったんじゃないかと思う。
まあね、古参の人からすれば、ぐだぐだ過ぎだと言われるかも知れない。実際、ほにゃららだけの人や、レポだけ読んでたら、それの何が面白いのか分かんない人もいると思うし。
抱えてる問題先送りなのも分かってる。何しか全体で歌ってる歌、少ないからね。声の合わせの面であるとか、まあ、やらなきゃいけないこと山積みではある。
けれども。それを置いても、楽しかったのよ、このツアー。何かこういうとあれだけども、ヲタトレインに乗っかって、皆で遠足行ってるみたいだった。
しかも、引率の先生っちゅうか、皆のキャプテンはこれでひとまずさよならって決まっていて、こうヲタもメンバーもこれが最後、目一杯楽しまなきゃみたいな、さ、変な連帯感っていうか熱があったりしてさ。
いちご一円、もとい、一期一会、ってのはこのツアーの隠れたテーマだったような気がする。何かさ、この言葉を光井さんが言ったってのも、ちょっと感慨深いものがあるんだけど、吉澤さんも最後ちょっと噛み締めてこの言葉を使ってたように思う。一つ一つの出会いを振り返ってさ。
で、まあ、何がそこまで連帯感みたいなものを出させたかと言えば、ここ2、3年の娘。の状態が、大変だったことによるんじゃないかと。チーム吉澤というのは、もうスタートから波乱含みで、構成人員はころころ変わるわ、全員の体調が万全で回ったツアーはないわ、ほんと綱渡り状態でここまで来たんだよな。
特に、年上のメンバーにかかる負担は大したもんだったと思うよ。視野が広い分、自分達の粗も見える訳だし。つまるところ高橋さんの怪我も、たまたまこのツアーで出ただけで、いつ出ても可笑しくなかったのかも知れないなあと。まあ、後づけだけどね。
が、それでも、娘。さん達は少しでもいいものを見せようと頑張ってくれてた訳で、まあ、プロとして当たり前と言われたら当たり前なんだけど、そこに娘。のパラドックスがあって、プロではあるが、純粋に歌が好きであるとか、娘。が好きであるとか、いわば素人さんの頃の気持ちを持ち続けているところに、うちらは魅力を感じている訳で。
その二つの魂の絶妙なミックス感が娘。を他のアイドルさん達とは一線を画してる所以でもあると思う。
ま、簡単に言えば、高いプロ意識を目指しつつ、その原点になっているのが純粋に何かを好きな気持ちだったりするところが、娘。の娘。たる所以なのな。
で、だからこそ、うちらは熱狂して彼女たちを応援し続けてしまうんだよ。およそ無駄かも知れん汗を流して。
チーム吉澤はさ、危機的な状況な中、もう一度その辺のとこを思い出させてくれたんだよな。
もう、いっつも、幕が上がって下りるまで、ドキドキな訳で。今日はあの娘。は歌えてた、とか、あの娘。は今日は踊れてなかったとか、もうちょっとしたことで嬉しかったり、凹んだりして。
久々にさ、“ヲレ達のモーニング娘。”みたいな感覚を、あの中に居た人達は感じてたんじゃないかと思うよ。
んで、今までそうやって一緒に頑張ってきた、楽しんできた、感動したりもした、その仲間の一人が今、去って行くんだって、盛り上がっちゃったんだな、きっと各自の中で。
例え、吉澤個人に反感を覚えてても、あの空間の中では、そんな小ちゃいことどうでもいいっつうか。
まあ、そうなった理由はそれだけじゃなくて、純粋にライブが楽しかったってのもあるんだろうけどね。
吉澤リーダーが多分、誇っていいものの一つに、このライブの極楽感ってのはあると思う。ほら、吉澤って、究極の巻き込み型だからさ、ライブの熱狂度ってのは、前から凄かったんだけど、リーダーになってからというもの、どんどんパワーアップしちゃって、ちょっと手に負えない時があったんだよね。
こう例えるとチープだけど、正に台風の目。本人は至って冷静なんだけど、周りは巻き込まれてヒートアップ。そして、その熱を吸い上げて、さらに大きな渦を作っていくみたいな、さ。
このね、渦に巻き込まれるのが楽しかったの。娘。もヲタも一緒くたになって楽しむ感じが気持ち良かったの。
何よりも、娘。さん達が楽しんでるからさあ。こっちも嬉しくなっちゃうっていうか。こう、会場出る時、ああ、今日も楽しかったって思いながら、外へ出られるんだよね。
それが、最後のあのハピサマに凝縮されるっていうか。本当にどの色のTシャツ着た人も、よっすぃ〜最高!って言ってたし、お疲れいな!、とか、おやすみきてぃ♪とか、おやさゆみん♡、とか、そりゃもう、楽しげに叫んでたんだよな(笑)
何かさ、こうやって書いてみると、吉澤ってのは幸せな人なのかもな。あのメンバーであれだけのライブを回って、あれだけ皆で楽しんで、ちゃんと自分の形って奴を作って、さよなら出来たんだから。
そして、最後、昔、娘。だった人や、今娘。の人、そして、その仲間達に見守られ、皆にありがとうを言うことが出来たんだから。
苦労もしたんだろうけどさ、何か真面目にやってりゃ、その内いいことあるかもな、って思える瞬間だったよ。
色々さ、こっちとしても理不尽な思いも抱えていたんだけど、吉澤のあの晴れ晴れとした笑顔見たら、もうどうでもよくなっちまった。
そうだよな、前へ進まなきゃなって思った。やっぱちょっぴり寂しいけど、この人はついて来いって言ってんだから、ついてかなきゃなあってさ。
そう思えたことが嬉しかった。
娘。を抜けるけど、吉澤は前へ進んでる。そして、吉澤はいないけれど、娘。も前へ進んでる。
それが単純に嬉しかった。
確かにあれは卒業式だったけど、それぞれの船出式でもあったんだよなあ。
だから、最後の青空は底抜けに明るくて、楽しくて、幸せだったんだよなあ。
自分はきっとあの白い光の絨毯を忘れないと思う。わっさわっさと揺れるヲタトレインを忘れないと思う。
吉澤も、何かあった時にあの光景を思い出してくれたらいいなあ。どうも巡り合わせの悪い時っていうのはあるけれども、ああいう幸せな瞬間だってあるんだからさ。


いやあ、何がヤバかったって、帰りのバスの中、むーちょさんと離れて一人になってからがヤバかったねw
急に寂しくなってやんの。もう今日からモーニング娘。って言った時に、吉澤はいないんだって思ったら、ぐっときた。
貰ったほにゃらら聞きながら、車内が暗いのいいことに、ほろほろと泣いてしまったよ。
大の大人が恥ずかしいこった(笑)でも、ちっとも嫌な気がしないんだな、これが。

*1:まあ、ということは自分もそれだけ行っていたという訳だね(爆)