吉澤 作品

某mさんのブログを読んで、自分が常々思ってた事を書いてみる。かなり思い込み。
いやー、結構ね、吉澤さんはものを見るとき、立体的に見てんのかも知れないなあと。
何つうか、身近に絵を描く友達が居たりするんだけど、吉澤さんの描き方って、ある意味あり得んなあと。いわゆる素人がよ、白いあんな大きさの布持って来られて、いきなりばばばーっと真ん中から描くとか、出来ないって。下書きもなしにさ。
して、自分もやったことがあるんだけど、白いとこがあると埋めようとするのね、初心者って。空間が怖いの、白い間があると、とにかく何とかしようとしちゃう。
で、結果、とっちらかったまとまりのない絵か、逆に端っこにものが寄っちゃって、ひどく寂しい絵になっちゃうんだよな。
あー、あと線の太さってのもポインツ。何ちゅうかビビって細い掠れた線になりがちなんだけど、太く濃く迷いなく描いてる辺りが凄いなあと。
mさんは書道みたいって書いてたけど、それも一理あるなあと思うのは、その空間の使い方なんだよね。その血のせいか、はたまた育ちか分からないけど、間の使い方が上手いの。原色をあれだけ使ってんのに、あんま五月蝿いって思わないでしょ、あれ、無意識にバランス取ってんだと思うな、見やすいように。
で、何でそういうことが出来るかっていうと、まあ、まず空間認識の強さってのもあるんだけど、吉澤さんの頭の中にすでにわっさーとあるイメージを、キャンバスに吐き出してるからなんじゃないかと。
それを初めに思ったのが、前にも書いたかも知れんけど、DVDマガジンで象作ってた奴。あれ、他のメンバーが見事にデフォルメしたキャラを作ってたのに、吉澤さんだけ妙にリアルwだったんだよね。
で、おっ、面白いなあって思ったのが、実際に粘土を弄る前に、こう頭に思い描いた象を、指でトレースして確認してたところ。ああ、この人はちゃんと頭で一度絵を描いてから、それを形作ってんだなあと思った。
絵が比較的アレwな亀ちゃんとか美貴様は、あれ、イメージとして、2次元の絵を頭に描いてるよね。そして、粘土版を画用紙に見立てて、そこに絵を描く感じで作ってる。まあ、他の二人もそういう意味では似たようなもんではあるんだけど、結構女の子がやると似た結果になると思うんだよなあ*1
それが吉澤さんの場合、頭の中にものを描くときすでに、立体で出来上がってるように思うのね。あの象さんの作り方見てると。台はあくまで台であって、あれなしでも吉澤さんのは作品として成立するし。何よりあの作る早さは、イメージが出来上がってないと、中々出来ないと思うんだよ。
まあ、単純に粘土遊びが小さい時から好きだったのかも知れないけどね。それにしたって、顔と鼻と胴体のバランスとか良く出来てんだよな。
あれはそのものを良く見てないと出来ないし、イメージを形にすることに慣れてなきゃ無理だと思う。そして、それをどういう風に見せるかってところ辺りに、吉澤さんのげーじゅつ的センスの切れっ端が見えるんじゃないかと思うんだよね。
で、だ。そういうセンスって意外と本業の方にも役に立ってるのかも知れない。例えば、娘。のステージって、大概立体的に組んであるじゃん。その中で、特に吉澤さんに上下の移動が多いのは、勿論体力的な部分も大きいけど*2、自分の今居る位置を把握しつつ、他の人のポジションを頭に描けるからじゃないかなあ。
まあ、時々舞い上がっちゃって、ポジション間違えたり、誰かにぶつかりそうになったりすることもあるけど、それでもあの移動をこなしながら歌えるってだけで凄いと思うのね(笑)
あの、大きなステージの方が映えるっていうのも、ステージを上手く大きく使えてるからなんじゃないかな。自分がどこに居て、どう見えてるかを分かってて動いてるから、目を引くんだと思うの。
て、あの絵一枚でここまで書いてしまう、自分がすげーなw多分、吉澤さんはそこまで考えてな(ry
ごほん、ということでね、吉澤さんの描いた絵や、撮った写真、オブジェがもしありましたら、また、こうやって見せてほしいなあと。
シャイで中々自分の事を語ってくれない吉澤さんを知る(妄想する?)手がかりは多い方が嬉しいからさ。
あ、後、グッズの監修とかも、ずっと続けて欲しいw普通に吉澤さんが作った方が、面白いもんが出来る気がするよ。うん、少なくとも、自分はその方が買う(笑)いや、買う気にはなるな、少なくともw

*1:基本的に、女の子って立体的なものを作るの苦手な気がする。道具を使うのは上手だけど。

*2:あれを身体の小さな子達が、移動しながら歌うとか無理だと思う。絶対息が足らなくなるw