にゅーしんぐる

娘。

売り上げ好調らしく、まずは重畳。駅張りのポスターとか、めずらしく事務所も売る気になってたもんね（笑）
相変わらずイベント券もついてたりするけど、それでもこうやって上位も狙える位置にちょくちょく顔を出すってのは、いいことだと思う。
一連の騒ぎでついたマイナスイメージ（あえて言うよ）を払拭する意味でも、バーンと何かを売るってのが一番簡単で確実な方法だからね。
曲の評価については、取りあえずハロコンに行きそびれた身としては、うたばんだか何だかの歌番組で動く娘。さん達を見てからにしよっかな。あの曲をどう膨らますのか、もはや曲の出来は娘。さん達の仕上がり次第にかかってるっぽいからね（苦笑）
で、ちょっと自分が注目してみたいのは、二人。勿論他のメンバーだって気にはなってるんだけども、特にこの二人は上二人がいなくなったことをどう捉えているのか、見てみたいんだよね。
で、こっからは自分の妄想まじりの希望だから、隠しとこうかと。あ、もしかしてとある人のヲタさんの中で不快に思う人がいたら、先に謝っとく。言葉足らずかも知れないけど、他意はないっす。では。
まずは、高橋さん。藤本さんについて聞かれたときのあの表情や、各所から上がって来るレポに寄ると、これまで控えめに抑えてた部分を一気に解放したような印象なのな。この人は現娘。でスキルに関して何ら不安のない少ない人なんだけど、今まで事務所の怒濤のような推しに対して、あえて自制してた感じがあったんだよね。というか、高橋さん的に他者と比べてどうだとかそういうことに興味なくて、あくまで自分の基準における目標をクリアすることに意義を見いだしてた気がする。
そして、それは概ね、集団の中でその歌をどう上手に響かせるかとか、どう踊れば綺麗に見えるかとかの方に心が向いていて、「高橋愛」という人を表現することにあまり心を置いてなかったような感じなんだよね。
こう、何でも出来るが故の悲劇というか。見かけ上全く違っているのに、まっつーとタイプが近いなあと思うのはそのオールマイティさで、逆に似てないなあと思うのは、まっつーは躊躇いもなくその力を己のために使える人であり、立場であることなの。高橋さんて自分の指向として職人肌で、なおかつそれに喜びを見つけられる人だったがために、今までやっぱどこか貧乏くじ引いてた気がするんだよなあ。あの個性派揃いの中に混じるとさ。
それが否が応でも前へ出なきゃ行けない立場に立って、どう変わったのか、TVの画面から何かしら伝わって来たら嬉しいなと思う。吉澤さんじゃないが、高橋さんはもっと自信持っていいし、もっと我が侭言っていい。今や名実共に高橋さんのチームになったんだから、これが高橋愛だ！これが高橋愛が率いるモーニング娘。だ！ってとこを、ばばーんと見せて欲しい。
自分は、今回のことは決して高橋さんにマイナスの効果を与えるもんじゃないと思ってる。むしろ、もう一皮剥けるいいチャンスなんじゃないかな。高橋愛しか出来ない世界、見てみたいです。はい。
して、二人目は小春ちゃん。いやあ、ポスター見る限りじゃまた表情が違って来てる。喋ればやっぱりへらへら小春ちゃんみたいだけど、何だか一足飛びに成長してる感じがするんだよな。それはやっぱり大好きで自分がやりたい方向に立っていた二人が一遍にいなくなって、考えるとこもあったんじゃないかと思うのよ。歌のスキルは勿論、ダンスの方も今イチ自分の身体の動きってものが分かってないみたいだけど、何かを表現しようとする気持ちってのが、もっと前に出るようになってきた気がするのね。
宝の箱もツアー始まったときはまだバラードを歌うことに対しての戸惑いを感じたんだけど、最終日にはすっごくいい表情で歌ってたんだよ。何ていうか、詞の内容もちょうど小春の状況にハマるもんだったし、一つ一つ噛み締めるようにとても大切に歌ってた。ちゃんと小春ちゃんの宝の箱になってたよ。
あのさ、別に事務所のすることに一々噛み付こうとは思わんけどね、あんまり“子供”を売りにすると、小春ちゃんはキツいかも知れんよ。デビュー当時に好きだと上げたのがみきよしである点から言っても、彼女は本来歌の世界を表現したい人だと思うのね。
まあ、小春ちゃんの不幸と言うか幸せと言うか、パッと周りを明るくする華があるじゃない。その類いまれなアイドル性っていうのが彼女の彼女たる所以でもあるんだけど、彼女の志向してる方向性からすると、それは足を引っ張りかねないんだよね。
その点では、小春ちゃんは良く似てると言われるごっちんじゃなくて、まっつーに近い迷いが出て来るんじゃないかな。明らかにエンターテイナー向きだし、才能もあると思うんだけど、本人はあくまでアーティスト志向っていうね、矛盾をどう生かすかっていうのが、これからの課題、みたいな。
で、今度の新曲は小春ちゃんにとってある程度試金石になると思う。音源を聞く限りかなりセンター寄りだし、小春ちゃんが小春ちゃんとして娘。の中でどういう立ち位置に立つか、そして、その中で自分の表現って奴とどう付き合うかって、そういうことをね、試される曲になると思うんだけど、さて、どうだろう？
ていうか、ぶっちゃけ変わって欲しい二人だったりするんだけどね（笑）事務所的に、あるいは娘。的には現状維持でも構わないのかも知れないけど、二人が変われば、娘。自体も変わっていく気がするからさ。
例え、最初はふらふらしてみっともなくても、人には前へ踏み出さなきゃいけない時があると思うんだよ。２人にとって今は結構いい時期だと思うけどなあ。
これから先、小春ちゃんはソロ活動を続けていくのか、高橋さんにソロはないのか、あるいは娘。はどういう方向に変わろうとしてるのか（リーダーが変われば、自ずと変わってしまうものだろ）、はたまたボンキュボンはどうなるのか、今一つ判然しない時期であるからこそ、出来る妄想だけどね。
ベリキューの勢いが止まらない今、娘。さん達もうかうかしてると持ってかれるぞ（笑）二人だけじゃなく、全員がちょいとブラッシュアップして、また違った娘。さんを見せて欲しい。