彼女達のスタイル2

MDS行く前に、自分の気持ちの整理的な感想。
聖誕祭に関しては幸せだったとしか言いようがないんで割愛。ただ、ああいうお祭りにも各ヲタさんの色が出るなあと。何かあくまで静かに配ってたんだよな、サイ。来る人来る人にさっと要点だけ押さえた説明してさ。おしつけがましさゼロ。まあ、あの日にあの会場に居る人で参加したくないとか言う人はまれだったろうけどさ。こう、ほのぼのとしたいい祭りだった。安倍さんが歌の途中で嬉しそうにしゃがみ込んで、会場を見上げてたのは忘れられない。あれ、見れただけでも成功して良かったなと思ったよ。
前誰かが安倍紺ていうのは、安倍さんの部屋に招かれた感じがするって言ってたけど、正にそんな感じなんだよな。こちらとあちらの距離が近いの。親密さにおいてはハロでも1、2を争うんじゃないかな。いや、ちゃんとそこに区切りはあるんだよ。でも、すごくシームレス。何か会場がすっぽり安倍さんワールドなんだよな。今回は↑のようなこともあって、より一層それを感じたよ。
でも、安倍さんが面白いのは、歌になったらあちらにすーっと引いていくのが分かるとこ。さっきまでぽにょについて真面目に語る安倍さんだったりするのに、何だろ、歌の中の人になってしまうんだよね。吉澤さんも歌の中に入ってしまう人なんだけどさ、安倍さんと違うのは、その世界に入ったって吉澤さんは吉澤さんだってこと。そういう世界であり得たかも知れない吉澤さんの形っていうか。
じゃあ安倍さんはというと、そうじゃなくて、あえて言うなら、歌の中の“私”になり切ってしまう感じなんだよね。安倍さんなんだけど、安倍さんとは微妙に違う地層の人、みたいな。
しかも、安倍さんにとってそれはごく自然なことであって、意識してそうなろうとしてる訳じゃなさそうなの。わざとらしさがないんだな。
前から安倍さんは同年代の女性の歌い手さんの中じゃ、汎用性が高い人だと思っていたけど、そう考えると何となくその理由が分かるんだよね。特別意識してやってるんじゃなくて、自然にな流れでそこにいるから、どの歌を聞いても違和感がないの。女の子どすえと小説の中のふたりを同じ板の上に乗っちゃうんだな(笑)
で、その延長線上というか、それだからというか、ちゃんと日常が歌えるんだな。これね、不思議と吉澤さんも馴染むんだけど、安倍さんの場合、実際生活してる感じがするのよ。エレベーター二人ぼっちとかさ、身近にあるほんの小さな出来事を歌うのが上手いの。あれなんかは歌う人が違えば、あざとい歌になりかねないけど、安倍さんだとすっと聞ける。まあ、大分自分も安倍さんマジックにかかっちゃってるから、贔屓目はあるんだろうけどさ(笑)安倍さんの世界と歌の世界の壁ってかなり薄くて、行き来が本当にスムーズなんだよ。世界が地続きっていうかさ。
舞台のあちらとこちら、歌の世界と安倍さんの世界、どちらもシームレスで、どちらも一歩引いた所がある。ああ、こんなもんだと安心してると、ある日見知らぬ安倍さんの表情をしてて、ハッとする時があるんだよね。自分的にはそういう危うさってのも、安倍さんの魅力の一つになってるかなと。
で、この日の安倍さんはどうだったかというと、いつもよりさらに親密度アップwすごく楽しげで、見てて思わずニコニコしてしまう。
それだけじゃなくて、歌もいつにもましてあったかくて、たからものなんて本当にじんと来た。千名儀だけど、安倍さんの歌だなあと。いやあ、生でちゃんと聞けて良かった。して、この歌を安倍さんが歌うことが出来てよかった。安倍さんは節目節目でその時に合ったいい歌をもらえてんじゃないかな。たとえ、その時は無理めでも、後から振り返った時には次につながるようになってると思う。アコースティックという形になると、その歌の力やその時の安倍さんの充実度がもろ出るからな。あの日はほんといい調子だったよ。
あと、あこなちバンドの皆さんもノリノリで、すげーニコニコしてんのな。なっちさん愛されてるとオモタw特にasamiさんはあのバンドが好き過ぎるw昼ちょうど自分の正面が彼女だったんだけど、安倍さんの話に受け過ぎwてか、あの姿勢でパーカッション叩きながらコーラスもやってて、何でそんな笑顔なのかとwちょくちょく安倍さんと目を合わせては笑い合ってたのも可愛かったw音楽的な厚みだけじゃなく、彼女があのバンドに居ることで、いい影響が出てるんじゃないかしら。少なくとも、明らかに安倍さんは楽しそうだw
そして、音楽的な厚みと言えば、ベースとバイオリンが入ることで、音的に芯が通って、艶が出てたな。通常公演時にちょっと物足りないと思ってたとこが埋まって満足。やっぱり音にバラエティがあるっていいな。聞いてて楽しい。
SLでおっ!って思ったのは夜のFACEかな。その前の日の藤本さんといい、吉柴といい、この世代に与えた安室の影響はやっぱ大きいなと。みんなどれか一曲ぐらい素で歌えるのがあるんじゃないだろうか。
して、最後は腕組んでで締めなんだけど、あの日の締めがこれで良かったなと。いや、本当幸せな気分で帰れたもん。何か歌を堪能した2日間だった。
まあ、ごちゃごちゃ書いたけども、結局はあの安倍さんと藤本さんが持つ温かさに参った気がするよ。ずっと歌ってってほしい。出来るだけフォローしたいです。はい。