河よりも長くゆるやかに

続いていくんだろうな、これからも。
とはいえ、吉澤さんとしては悩んだり馬鹿やったり散々のたうち回った挙げ句、やっと受け入れられた場所であり、受け入れてくれた場所であり。
その涙にはまさに万感の思いが込められていて。
変わらない、と言いながらもやはり何かに終止符が打たれたのだと思う。
まあ、勿論、歩みは止まらない訳だけども。


  この盃を受けてくれ
  どうぞなみなみつがしておくれ
  花に嵐のたとえもあるぞ
  さよならだけが人生だ

                                               井伏鱒二『厄除け詩集』より引用